音楽ユニット「うたたねりんご」のメンバーブログです。


by utataneringo

お疲れ様でした

大変ご無沙汰しております、朱色です。完全にブログのパスを忘れて傍観者状態でしたヒェ~

M3お疲れ様でした!たくさんの方にご挨拶したりCDを手にとって頂いたり差し入れを頂いたり、てんやわんやでしたがとても楽しかったです。本当に有難う御座いました!

新譜の「置き去りのトロイメライ」ですが、各曲の詳細を語りだすとアホほど長くなりますので簡単にまとめてしまいます。

全曲に共通しているのは、主視点となるものがすべてなんらかの理由で「置き去り」になっているということでした。なかでも、1,2曲目はどん底なネガティブに、3,4曲目は比較的ポジティブな感じになっています。ので、一年ぶりの新譜だしいっちょ今の全力全開を出し切ってみるか!という気持ちで取り組んだらどえらい難産でした。
が、比較的どの曲もそれほどテイクは重ねておりません。一番歌ったのはアネモネの栞です。まず間違いなく。

私の歌はそこまで安定しているでもなく、ブレスも荒いですし本当に好みの別れる歌い方であると思います。ライブでもお前は超しんどそうに歌うねとかよく言われますが、それを止めると朱色ではなくなるのでホニャホニャです。
だからこそ、今回の置き去りのトロイメライには聞いてるとしんどくなる朱色の歌がえらく強引に捩じ込まれてひねくれて、それでもなんか調和しているといいますか、それ故の泥濘を感じて欲しいな~と思いながら精一杯を込めました。恐らく今までのCDのどの曲よりも、一曲目のsolitary brownは陰鬱で悲痛な声で歌っています。どんよりとしています。

でも、本当に胸を張って、是非聴いてください、と言える5曲になりました!どうぞよろしくお願いします。
あとはGlass先生が全部書いてくれたので、私は各詩の簡単な解説のようなもんを追記したいと思います。

本当にありがとうございました!比較的真面目な朱色でした。






1曲目「solitary brown」
この詩を書き始めようとした頃、丁度世間では進撃の巨人が一世風靡しており、流行りものにうまく乗れない私が全力で漫画を捜索し当時発刊していた10巻までを読み漁り、どん底に落ちて、そしてこの詩が生まれました。
という訳でメインとなる視点に置いたのは、ベルトルト・フーバーです。といっても、私の中で三回ほど捻くれたフーバー氏なので、彼イメージの曲であるとは言い切れませんが、そうなるとタイトルの示すものも分かる方には分かる感じではないかと思います。
フーバー氏の中にもしも重依存的な衝動があったとして、抽象的なAメロでそれを抑えこんで、サビで大爆発するけども、Cメロで純粋な一面をのぞかせてからの再爆発、そしてぐっちゃぐちゃに織り交ざった抽象的な感情で幕を閉じる。そしてそれらの矛先はすべて必ず自分に帰ってくることも分かっている。けれども積極性のない自分では止められないし、どうしようもないとどこかで諦めているから、「信じて待っている」。
そんなどん底でどうしようもないぐっちゃぐちゃのイメージを、今までのどの曲のどの歌より陰鬱な表現で歌ってみました。


2曲目「アネモネの栞」
初めて硝子先生から曲デモを貰って聴いた時、本のページがバラバラ捲れていくイメージがあって、そこからストーリーテラー的な詩と、自分の中でビスケットエンドに次ぐループ作品に限りなく近いものを書いてみたくて、ウルトラ深夜から書き始めました。ちなみにタイトルが最後まで決まらなかったのはこいつです。
テーマは本当によくある、「死んだ君のことを諦めきれないから何回でも繰り返すよ」なんですが、この曲の主視点となる僕こそが書き上げた物語のなかで、どうしても死んでしまう役回りの子の死を回避できず、その死を信じたいのに諦められない内々の葛藤の曲になっています。で、捲れば捲るほど本は擦り切れてボロボロになりますので、だんだん死に役の子を忘れてしまって、最終的には何を探して求めていたかも忘れて、ただ最悪な話の終わりだけを望む、どうしようもない詩になりました。深夜のテンションってすごいよね。
ちなみに、アネモネの花言葉は「薄れゆく希望」「辛抱」「待望」「期待」「可能性」等です。しかし、歌詞カードの花はアザレアで、花言葉は「あなたに愛される幸せ」です。あーあって感じになりました。あーあ!


----ここまでネガティブ------


3曲目「フロムアライブ」
硝子さん曰く「ゾンビがバイクに乗って走ってる曲」です。言われてみるとそんな感じがしたので、ここからいつものうたたねっぽい、どん底だけど希望を覗かせるような詩になっている筈です。タブンネちゃん。
鼓舞というよりは雄叫びに近く、かなり投げやりな表現の多い歌唱になっていると思います。ここは戦場なんだよお嬢ちゃん。でも信じるなんてクソ食らえだぜ!みたいな、捻くれて受け入れがたい矛盾を、目の前の相手を殴り倒すことでしか解消出来ない。でも這い蹲ろうがなんだろうが戦わないと明日がないし。戦うにはなにか希望がないとやってられねえし。本当は何もかもから逃げ出したいし。あーもう面倒くせえ!!という感じです。結局信じたいんだよな、って曲になりました。
一番歌っててノリノリになれるといいますか、ハッキリと「そうです僕が朱色です!!!」って言えるような歌唱ができたかなーと思います。一番サビラストの「おぼえてないねぇ!!!」とか。
五番目の群青とかもそうでしたが、ちょっとやさぐれた感じの曲は勢いよく歌えて気持ちいいです。


4曲目「pandora」
一番ぱっとイメージしやすかった曲です。めっちゃ水の中の、めっちゃ深いところにあるちっちゃい棺の中で待っている誰かの曲になりました。これもイメージした人物がいるのですが、かなり私の中で重要なところを占めているので名前は阻止。が、歌詞の中で「英雄」にあたるでっかいおっきい人物です。ヒェ~
ABは硝子さんのナイスなところもあって超リバーブディレイがかかって、本当に水の中にいるような感じの効果になっています。ヘッドホンでどうぞ。サビからは水面の上に上がって酸素を取り込んでる感じです。
で、この曲のラストが、「置き去りのトロイメライ」すべてを纏める煽り文句「信じて、待ってる」になっています。すんごい楽しかった日々があって、それがもう戻らないことを悟って、それならもういいやって水底に隠れてしまって、でもやっぱりどこかで戻ってくるんじゃないかって信じたくて、でも自分からでは瞼を起こすくらいしかできない。臆病な曲ですが、人間くさくなって私はとても好きです。
何が大変だったって超高い。ファルセットとかそういう問題じゃねえぞ!裏返り過ぎて涙目になりました。

Bonus Track「月喰の砌」
ニコうpもした楽曲です。多分リマスター。タブンネちゃん。もうどう足掻いてもジンオウガです。
私はモンハンが大好きなんですが、中でも本当にジンオウガが大好きです。牙竜種て。雷狼て。あと戦闘BGMのエレキで雷が表現されてるところとか、チビオウガがフワッフワしてるとことか、群れで行動するとか、雷光虫と共生しているとことか全部萌えポイントです。一家に一匹チビオウガ。
この曲の詩を書くために割とジンオウガを狩ったのですが、尻尾が飛んで角が折れて爪が欠けても尚帯電して戦うべく向かってくるジンオウガに惚れ直しながら乙りました。ナルガ装備だとしんどいよね。
亜種の表現をどうするかでずっと悩んでいたのですが、原種から虐げられている亜種がアマツに立ち向かうシーンとかめっちゃ燃えるわと思った結果が一番のサビです。歌詞は難産でしたが、すごく満足のいくものになりました。


という感じです。めっちゃ長くなってしまった。有難う御座いました!
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by utataneringo | 2013-10-29 22:41 | 朱色の日記